BlueCurrentⅢ 69のロゴとモデル表記

BlueCurrentⅢ 69を2年以上使用レビュー:次世代モデル導入後も使い続ける理由

BlueCurrentⅢ 69のロゴとモデル表記

ヤマガブランクスのBlueCurrentⅢ 69を購入したのは、2023年の秋ごろです。

メバリングを中心に、常夜灯のある漁港や堤防、テトラポッド周り、人工磯などで使ってきました。メバルの季節には毎週末のように持ち出していた時期もあり、現在も軽いジグヘッドを使う場面では出番があります。普段使うジグヘッドは0.8〜1.5gが中心です。プラグも扱えますが、実際の使用割合はジグ単の方が多くなっています。

 
一番ハマっていた頃は、クリスマスもメバリングをしていました。笑

2年以上使ってきて感じている魅力は、軽いリグを投げやすいこと、潮の変化を手元で捉えやすいこと、そして魚を掛けてからロッド全体がきれいに曲がることです。

この記事では、さまざまなポイントや魚を相手に使ってきた経験から、BlueCurrentⅢ 69の使用感と向いている人を紹介します。

屋外で一本につないだBlueCurrentⅢ 69

BlueCurrentⅢ 69を選んだ理由

BlueCurrentⅢを選んだのは、アジやメバルだけに用途を限定せず、ライトゲームの範囲でさまざまな魚を狙えることを謳ったシリーズだったからです。レングスの選択肢も多く、通う場所や釣り方に合わせて選べる点に魅力を感じました。

当時、特に迷ったのが69と74です。どちらも幅広い釣りに対応するモデルですが、最初に想定していた場所は漁港や足場のよい堤防が中心でした。そこで、長さによる飛距離よりも、短いロッドでリグを操作する感覚を重視したかったため、69を選びました。

購入価格は新品で2万4,000円ほど。ほぼ定価での購入だったと記憶しています。購入から2年以上たった現在も使えており、価格分の活躍は十分にしてくれたと思っています。

BlueCurrentⅢ 69のロゴとモデル表記

BlueCurrentⅢ 69の仕様

メーカー公式の適合範囲は次のとおりです。

  • ルアー重量:最大7g
  • ジグヘッド:0.3〜7g
  • プラグ:1.6〜5g
  • PEライン:0.08〜0.4号
  • ナイロン・フロロライン:1〜4lb
  • 2ピースモデル

仕様上はジグヘッドから小型プラグまで幅広く対応しています。ただし、適合範囲に含まれている重量が、すべて同じように快適というわけではありません。私の場合、特に使いやすいと感じるのは0.8〜1.5g前後のジグヘッドです。

BlueCurrentⅢ 69のBLC3-69とMade in Japan表記

普段組み合わせているタックル

リールは20ツインパワーC2000Sに、夢屋ライトウェイトカスタムスプールを組み合わせています。この組み合わせは、ライトゲームを本格的に始めたころから基本的に変わっていません。

関連記事

実は以前からやっていたのですが、ロックフィッシュゲームにハマってからというもの、夜がメインということもあってなんとなく遠ざかっていたアジングやメバリングといったライトゲーム。 先日の遠征釣行で、常夜灯まわりにたくさんのメバルが溜まっ[…]

メバルとタックル

ラインはPE0.2号を使うことが多く、リーダーにはフロロカーボンラインを組み合わせます。アジングをするときはエステルラインも使用しています。

写真ではアジングマスター エステル レッドアイを巻いています。撮影したのがたまたまアジングのあとだったためですが、アジングの釣行はまだメバリングほど多くなく、「アジも狙えるかもしれない」という釣行ではPEラインのまま使うこともあります。

20ツインパワーC2000Sを装着したBlueCurrentⅢ 69

0.8〜1.5gのジグヘッドを投げやすい

BlueCurrentⅢ 69で軽いジグヘッドを投げるときは、強く振り抜く必要を感じません。強く振っても軽く振っても、飛距離にはそれほど大きな差が出ないというのが私の感覚です。

リグの重さを感じながらロッドをゆっくり曲げ、ブランクの反発で送り出すように投げると、安定してキャストできます。力に頼らないためキャストミスを減らしやすく、長時間投げ続けても疲れにくいところが気に入っています。

ロッド単体の重量やグリップには、圧倒的な軽さや特別な細さを感じるわけではありません。どちらもライトゲームロッドとしては標準的です。それでも実釣で疲れにくいのは、リールを取り付けたときのバランスと、力を込めずにキャストできる性格が影響していると思います。

ジグヘッドケース

潮の変化を手元で捉えやすい

感度について特に印象的なのが、潮の重みを感じやすいことです。流れのある場所と緩い場所を通したとき、その違いがリグの抵抗として手元に伝わってきます。軽いジグヘッドでも、流れの強さや着底を判断できる感度があります。

なぜ潮の重みを感じやすいのか、理屈をつけて詳しく説明できるわけではありません。ただ巻きを続けながら抵抗の変化を探し、反応が出そうな場所を絞っていく釣りでは、この感覚が役立っています。

ソリッドティップのように穂先の動きを目で追う使い方よりも、手元で変化やアタリを感じて掛けにいくロッドという印象です。

BlueCurrentⅢ 69のティップとトップガイド

メバリングではただ巻きが中心

メバルを狙うときに最も多用するのは、ジグヘッドのただ巻きです。地形変化のあるポイントでは、巻いている途中の抵抗が変わる場所を探します。何度か通して潮の流れ方をつかみ、少しずつ狙う位置やレンジを絞っていくと釣果につながりやすくなります。

アタリに対しては、自然に食い込ませるというより、自分から合わせて掛ける使い方が合っています。大型のメバルならそのまま乗ることもありますが、10cmを超える程度の小型魚ではアタリを弾いて掛からないことがあります。

乗せることと掛けることの中間に位置するバランス型ではあるものの、どちらかといえばアングラー側から掛けにいくのが得意なロッドだと思います。

15cmほどのメバルから曲がりを楽しめる

BlueCurrentⅢ 69は、小型の魚でもある程度ロッドを曲げて楽しめます。10cm前後のメバルでは、掛からなかったり、掛かってもロッドが大きく曲がるほどではなかったりします。15cm以上になってくると魚の引きに合わせて素直に曲がり、ライトゲームらしいファイトを楽しめます。

魚が大きくなると、ロッド全体がきれいに曲がります。一気に魚を引き抜くような強引さではありませんが、急な走りを受け止めながら、完全には主導権を渡さずにじっくり寄せられるところが魅力です。

27cmのメバルを釣ったとき

これまでBlueCurrentⅢ 69で釣ったメバルの最大サイズは27cmです。釣ったのは、護岸沿いが船道になっている場所でした。港ではありませんが常夜灯があり、大型のメバルを狙えるポイントです。

使用したのは2gのジグヘッド。普段よりやや速い速度でのただ巻きでヒットしました。ラインはPE0.2号で、リーダーはフロロカーボンの5lbです。ライン的に少し心配になるくらい強い引きでしたが、ドラグとロッドの曲がりでいなし、最後はタモでランディングできました。

2gは私が69で快適に扱えると感じる範囲の上限に近い重さです。その重量を使ったただ巻きで大型メバルを掛け、無理なく取り込めた経験は、このロッドの安定感をよく表していると思います。

BlueCurrentⅢ 69で釣った27cmのメバル

浅い場所ではフローティングミノーも使える

普段はジグ単が中心ですが、場所によってはプラグも使います。よく使っているのは、メバルハンター、オルガリップレス、夜霧Zです。いずれも1g台後半から3g未満の小型プラグが中心です。

特に出番が多いのは、ジグヘッドを軽くしてもただ巻きで底を擦ってしまうほど浅い場所や、ルアーを流れに乗せるだけで魚に届きそうな場面です。このような場所では、浮力のあるフローティングミノーを使うことで、ジグヘッドとは違う攻め方ができます。

プラグケース

ナイロン3lbで39cmのタケノコメバルを釣った

BlueCurrentⅢ 69で釣った最大の魚は、39cmのタケノコメバルです。ヒットしたのは、場所によっては水深が1mもないような人工磯でした。魚にとってはどこにでも潜れる状況です。

使用したルアーはシャローマジック。ラインは、試験的に巻いていたナイロン3lbでした。

魚が根に潜ったときは無理に引き出さず、ラインとロッドから力を抜いて、魚の動きがわかるように僅かにラインを張った状態で待ちました。魚が動いたところで少し寄せ、再び潜られたら待つ。このやり取りを何度も繰り返しています。

BlueCurrentⅢ 69の曲がりとナイロンラインの伸びが急な力を吸収してくれたことで、細いラインでも魚の動きをいなせました。最終的には足元まで寄せ、口をつかんでランディングしています。

もちろん、3lbのナイロンラインでこのサイズを安定して獲れるという意味ではありません。場所や魚の動き、ドラグ設定などがうまく重なった結果です。それでも、ラインが弱くてもロッド全体を曲げながら時間をかけて魚とやり取りできることを実感した一匹でした。

BlueCurrentⅢ 69で釣った39cmのタケノコメバル

37cmのセイゴなどメバル以外の魚も釣れた

同じナイロン3lbのタックルでは、37cmのセイゴも釣っています。

ナイロンラインは、管理釣り場のトラウトでも使われています。ただ巻きや軽いトゥイッチ程度のアクションを中心にするなら、ライトゲームでもうまくはまるのではないかと考えて試してみました。39cmのタケノコメバルと37cmのセイゴを釣るという結果は得られましたが、PEラインより飛距離が落ちるため、現在の基本セッティングにはしていません。

BlueCurrentⅢ 69では、メバルとアジのほかにも、シーバス、ソイ、アイナメ、チャリコ、カサゴ、サバ、ハゼ、フグを釣ってきました。さまざまな魚種に対応できることは確かですが、魚種の多さよりも、ジグ単や小型プラグを使ってライトゲームを自由に楽しめることが、このロッドの本来の魅力だと思います。

BlueCurrentⅢ 69で釣った37cmのセイゴ

2gを超えるリグでは張りが欲しくなる

使い続けるなかで、私の感覚と合わない部分も見えてきました。キャストでは、ロッドが想定より深く曲がり、リグを離すタイミングが自分の感覚とずれることがあります。

特にジグヘッドやプラグが2gを超えるあたりから、「69では少し重い」と感じるようになります。リグに細かなアクションを加えたときも、ティップが入りすぎる感覚があります。

引き抵抗の大きいプラグや、流れの強い場所でも同様です。プラグや潮の抵抗を受けてロッドが曲がり続けるため、もう少し張りのあるロッドで操作したいと思う場面が増えました。

メーカーは69をジグヘッドとプラグの両方に対応するモデルとして紹介しており、プラグも公式の適合範囲内です。あくまで、長く使ううちに固まってきた私の好みによる評価です。

目立った劣化はなく、現在も問題なく使える

2年以上使用したブランクには、どうしても細かな使用傷が入っています。ただし、使用に影響する不具合は起きていません。

ガイドリングに傷はなく、ガイドフットの錆も見られません。スレッドとリールシートにも目立った劣化はありません。購入時にはEVAグリップが最初に傷んでくると予想していましたが、現在も比較的きれいな状態を保っています。

釣行後は、ブランクの内部に水が入らないよう注意しながら、ぬるま湯のシャワーで洗っています。その後すぐに水分を拭き取り、ケースへ収納せず、一晩室内で乾かすのが基本です。

BlueCurrentⅢ 69のリールシート
長期使用したBlueCurrentⅢ 69のEVAグリップ
長期使用したBlueCurrentⅢ 69のガイドとスレッド

デザインは実用性を優先した印象

改めて眺めて気づいたのは、全体のデザインが地味なことです。装飾や色使いで所有感を強く訴えるロッドではなく、実用性を優先した道具という印象があります。

私は使っている間、それほどデザインを気にしていませんでした。釣り道具として違和感なく使えていたともいえます。一方、価格に見合う華やかさや高級感を求める人には、物足りなく見えるかもしれません。

BlueCurrentⅢ 69が合う人

BlueCurrentⅢ 69は、ライトゲームに興味があるものの、まだ自分の釣り方が固まっていない人にも選びやすいモデルだと思います。ジグ単を中心に使いつつ、場所に応じて小型プラグも試せます。メバルやアジだけでなく、釣り場で出会うさまざまな魚も狙えます。

特に合いやすいのは、次のような人です。

  • 一本で複数の釣り方を試したい人
  • 0.8〜1.5g前後のジグ単を中心に使う人
  • ジグ単だけでなく小型プラグにも興味がある人
  • 手元で潮の変化を感じながら掛けていきたい人
  • 小型魚でもロッドを曲げて楽しみたい人

反対に、ジグ単やプラッギングなど、釣り方ごとに専用ロッドを細かく使い分けたい人には中途半端に感じる可能性があります。外観の高級感を気にする人にも、好みが分かれそうです。

Wizy 610を追加した今も69の出番は残っている

プラグを使う機会が増え、潮通しのよいポイントで少し重いジグヘッドを使うようになると、「ほぼ同じ長さで、もう少し張りのあるロッドが欲しい」と感じるようになりました。そこで追加したのがBlueCurrent Wizy 610です。

Wizy 610を使い始めてからは、引き抵抗の大きいプラグや重めのジグヘッドを任せる場面が増えました。それでも、BlueCurrentⅢ 69を使わなくなったわけではありません。

1g未満のジグヘッドを多用する常夜灯周りや風のない日は、柔軟に曲がって軽いリグを投げやすい69の方が使いやすく感じます。小型の魚を相手にロッドを曲げて楽しみたいときも、69を選びます。

また、69は一般的な2ピースなので、短時間の釣行で手早く準備したいときにも持ち出しやすい一本です。

 
短時間の釣行では、4ピースを継ぐのが面倒なこともあります。笑

軽いジグ単を軸にライトゲームを広げられる一本

BlueCurrentⅢ 69は、特定の釣りだけに尖らせたロッドではありません。0.8〜1.5g前後のジグ単を中心に、小型プラグやさまざまな魚種へ釣りを広げられます。軽いリグをロッドの反発で投げやすく、ただ巻きでは潮の抵抗を手元で探れます。

魚を掛けたあとは全体がきれいに曲がり、15cmほどのメバルから大型の根魚まで、それぞれの引きを楽しめます。2gを超えるリグや引き抵抗の大きいプラグでは、張りが足りないと感じることがありますが、軽いリグでは柔軟に曲がることがそのまま利点になります。

ライトゲームのスタイルがまだ決まっていない人が最初の一本として選び、さまざまな釣り方を試していく。その後に専用ロッドが増えても、軽量ジグ単を任せる一本として残しておける。

私にとって、BlueCurrentⅢ 69はそんなロッドです。