PENTAX K-S2と一緒に気軽に持ち出せるレンズとして、DA40mmF2.8 Limitedを購入しました。
といっても新バージョンのHDの方ではなく、smcの方を中古で入手。Amazon経由で12000円ほどで購入できました。しかし、何点か悲劇が…
悲劇
悲劇1:フードキャップ欠品
中古特有の悲劇、フジツボフードのねじこみ式キャップがついていませんでした。
そのため、キャップだけ別途購入。購入したのはこちら。
樹脂製ですがデザイン的にもそれほど違和感なく、ねじこみ式ではないので速写性がむしろ高まりました。そういうことにしておきましょう。
ただ、ちょっと高いです。
悲劇2:K-S2の故障に気付く
DA40mmF2.8 LimitedはAF対応。K-S2に装着し、さっそくAFを作動させてみると…?
ガガガッ
!?一応ピントは合いますが、挙動がおかしい。(しかもうるさい)
さらに、モード切り替えなしでMFに移行できるクイックシフトフォーカスがきかない。これはもしやハズレをつかんだか…
色々調べるも、ネット上に同様の症状は見当たらず。DA40mmF2.8 LimitedはAFモーターを内蔵していないため、レンズ側の駆動か本体のAFモーターに異常があるとアタリをつけました。
強引ですが、DA40mmF2.8 Limited側のAFカプラーをマイナスドライバーで回すと、ちゃんとピントが変わります。もちろんピントリングを回しても動作は滑らか。
これはいよいよ本体側に問題があるな…と、疑いは革新へ。そして血迷って、PENTAX K-3 Mark IIIへと繋がっていきます。
こんなハイエンドカメラを使うような腕前ではないのは重々承知の上で、買ってしまいました。PENTAX K-3 Mark III。 マウントごと移行することも視野に入れて検討していましたが、結局PENTAXを使い続けることにしま[…]
ドキドキしながらPENTAX K-3 Mark IIIに取り付け、AFを作動させてみると…
ウィー、ピピッ
無事動作。しかも、快適。早い。
クイックシフトフォーカスも問題なし。本体側モーターなので音はしますが…無事にAFも使えそうです。よかったよかった。
K-S2もレンズ側モーター駆動のレンズなら問題なく使用できるので、まだ何か出番はありそうです。
試し撮り
前置きが長くなりましたが、近所を散歩しながら適当に撮影してみました。撮影には結局、K-3 Mark IIIを使用しています。拙い作品ですが、少しでもなにかご参考になれば。
まとめ
換算60mmという画角は撮影者が注目した対象を切り取るのに良い画角だと感じました。普段K-S2のキットレンズの便利ズームばかり使っていたので、単焦点レンズで構図を決めるのには慣れが入りそうです。
レンズ本体が非常に小さいことによる機動力は流石の一言でした。これと一緒ならK-3 Mark IIIを気軽に持ち出せそうです。見た目もけっこうかわいく、気合が入りすぎていないルックスはカフェ等で取り出してもびっくりされないと思います(画角的にテーブルフォトは難しい気もしますが)。
レンズの特性としては、素人感ですが、周辺部が少し暗くなるように見えたので、Lightroomで補正してしまいました。Lightroomにレンズのデータがあるので補正が必要な場合もワンタッチです。
また、太陽光が当たっている部分が印象的に写ります。木漏れ日なんかをうまく捉えることができれば、良い写真が取れるのではないかと感じました。
人工物を撮るときシャープに写っているように感じましたが、個人的にこのレンズの本領は、直線よりも曲線、単色よりグラデーションを写すときの柔らかい描写にある気がします。ボケも結構綺麗なので、背景も生かしつつなにかを強調したい構図で便利そうです。
そのほか、今回は現像も全てLightroomの自動設定任せでやってみました。全体的に明るく鮮やかに補正するのが好きみたいですね。
レンズの使いこなしどころかカメラ自体がまだまだ初心者なので、精進しようと思います。