私は火を見るのが大好きで、キャンプの夜にはいつもオイルランタンを使っています。愛用は、FEUERHAND(フュアーハンド) のハリケーンランタンです。
伝統的なオイルランタンで雰囲気は十分、価格も3000円程度と手ごろです。
→2021年2月現在、7000円前後まで値上がりしている様子…キャンプブームの影響ですかね。
→2021年7月現在、5000円強くらいに落ち着いてきたようです。それでも一時期の値段よりは高いですが。
本物の火であるという魅力
オイルランタンの最大の魅力は、当たり前のことですが本物の火であることです。
考えてみれば、日常生活の中で火を灯かりとして使うことは災害時でもない限りめったにありません。火の癒し効果も相まって、非日常を存分に味わうための道具になってくれるというわけです。
使い方とちょっとしたコツ
割と簡単な仕組みですが、使い方も紹介します。

左側にあるレバーを倒すと、

ホヤが上がります。この隙間から、芯にライターやマッチの火を近づけて着火します。アルコールランプと同じ感覚です。
火が付いたらホヤをゆっくり戻せば、風が当たってもへっちゃらな炎の灯かりの出来上がりです。
燃料の補給は下部タンクの蓋をあけて行います。

ただ、このままだとホヤが邪魔で漏斗を挿すことができません。なので、

上部の蓋(?)を引き上げ、

ホヤを倒します。こうすれば、

漏斗が安定し、手放しで注油が可能。ただ、この漏斗自体が昔100均で買ったかなり小ぶりなものなので、一般的な漏斗しかない場合は注油作業が難しいかもしれません。

このつまみを回すと芯がせり上がります。芯を出すほど炎が大きくなりますが、燃やしすぎると煤がでますし、芯が燃え尽きて短くなっていくので、程よい大きさに調整することが大切です。ここがこのランタンを使う上で一番のコツかもしれません。
替え芯はあらかじめ買うべき
実際に買ってみてわかったことなんですが、最初からついている芯はほぼ最低限の長さしかありませんでした。少し燃え尽きてくると、もうタンクの中に入る芯の長さが足りなくなって、オイルを吸い上げる量が減ってしまいます。そうなると芯自体が燃えてまた短くなっていくという悪循環。あらかじめ替え芯を用意しておいたほうがいいと思います。
おすすめの替え芯はこちらです。
純正の芯の太さは大体1.2ミリくらいでした。替え芯の1.3ミリはそれ以上にピッタリという感じです。オイルも十分に染み込み、燃え方も安定しています。
おすすめの燃料
オイルはこちらを使っています。
このオイルはちょっと高い(灯油使用に比べて)ですが、匂いもなく煤も出ません。食事をしているところで灯油の匂いを嗅ぎたくない方にはおすすめです。
夏場には、虫よけ効果があるオイルがおすすめです。
燃料としてこれを使うだけで、本当に結構虫が寄ってこなくなります。蚊取り線香に比べて格段に匂いが気にならない(ちょっとスースーした匂いがする)ので、これも食事のときなどにぴったりです。
気になる点
気になる点としては、やっぱり昔ながらの武骨な道具という感じなので、倒したりすればもちろん、雑に運んだりしてもオイルが漏れます。

タンクのキャップには一応パッキンらしきものがついていて、ここからは漏れないのですが、芯を出すところや、

この付け根からもれます。ここは特に注意したいです。オイルを入れたまま車に積んだりはしないほうがいいです。
オイルを吸い出す手段がなければ使い切りたいところですが、タンクに半分くらいのオイルで一晩くらい持ってしまうので、最初はダダあまりでした。燃費を見極められるまでは、少なめに入れておくのがおすすめです。
まとめ
LEDランタンに慣れていると、灯かりとしてはあまり明るくないと感じるかもしれませんが、意外と実用性もあります。
なにより雰囲気が最高なので、オートキャンプなら必ず持ち込みたいですね。構造も簡単なので、もし壊れても自分で直して使えそうで愛着がわく道具です。
FEUERHAND(フュアーハンド) のハリケーンランタンの紹介でした。