地味な失敗の話です。
既に何度かファームウェアのアップデートが行われている、PENTAX K-3 Mark III。現在の最新はバージョン1.31で、最大のポイントはなんといってもカスタムイメージの「里び」の追加です。
安定性の向上や新レンズの対応など、これまでも度々アップデートが行われていたので、私自信だんだん慣れてきていました。ところが…
あれ…アップデートができない…!?
アップデートの具体的な手順はこう。
- RICOHのホームページから最新版のファームウェアアップデータをダウンロード。
- ダウンロードしたファイルを解凍。
- K-3 Mark IIIでフォーマットしたSDカードに解凍したアップデータを転送。
- SDカードをK-3 Mark IIIへ挿入し、MENUボタンを押しながら電源を入れる。
- アップデータが起動。
これまでの作業では躓いたことがなかったのですが、何度やっても普通に電源が入ってしまい、アップデータが起動しない…
その原因はこれでした。

お分かりでしょうか。
私が転送していたのはfwdc233b 2.bin、K-3 Mark IIIがアップデータとして認識できるのはfwdc233b.bin。
同じディレクトリに前回使用したアップデータがそのまま残っており、最新バージョンを新しく解凍した時に名前に「2」がついてしまったんですね。
バージョンが違うんだからアップデータファイルの名前も変わっているだろうという思い込みが罠でした。
ファイル名を修正して無事にアップデートが完了し、里びが使えるようになりました。いやともかく、凡ミスでカメラが壊れたりしなくてよかったです。
こんなミスをする方はいないでしょうが、万が一、万が一…同じことをしてしまっている人の助けになれば。
不要になったファイルは整理しておきましょうという教訓でした。
それではまた。
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