ナイフを初め、斧、鉈など、キャンプをしていると増えていく刃物。そして、刃物に欠かせないのがメンテナンス、特に「研ぎ」です。
ちゃんとした砥石があれば、もちろんそれで研いでもいいのですが、水を含ませたり置き場所が必要だったりと、さっと研ぎたいときには不便です。特にキャンプ用の刃物については、個人的にはそこまでしっかりと仕上げる必要はなく、最低限の切れ味が戻ればいいと考えているので、仕上がりのクオリティよりも手軽に研げるということが大切です。
その点、SHARPAL ダイヤモンドシャープナーなら、ナイフと一緒に持ち運べ、キャンプ中でも手軽に刃物を研ぎ直すことができます。また、使ってみると結構仕上がりもよく、砥石の出番が以前よりもさらに減ってしまいました。
各部分をチェック
サイズ感
サイズ的には、キャンプでよく使われるナイフよりも一回り小さいくらいです。本体はステンレス鋼の一体成形なので、無骨感があってかっこいいです。
ナイフよりも分厚い。重厚感があります。
研ぎ面
表・裏で荒さが違うので、荒研ぎ、仕上げ研ぎで使い分けます。面を見ればどちらがどちらかは分かりますが、荒研ぎ面にはCOARSE、仕上げ面にはEXTRA FINEと書いてあります。
柄
柄の部分には、最初からパラコードが巻いてあります。このパラコードは、もしものときには解いて使用することができます。解くと長さは約2メートルほどです。最初から巻いてあるパラコードはオレンジ色ですが、好みのパラコードに巻き替えて使っている方もいます。自分仕様にカスタマイズできるというところがまたいいですね。
シース
ナイフよろしく、レザーシースがついています。
実はこれ、ただのシースではなく、最後の仕上げの「革研」になっています。頭からつま先まで無駄のない機能美、最高にかっこいいと思いませんか?
実際の使い方
使い方は簡単で、左手にナイフ等の研ぎたい刃物、右手にシャープナーを持ち、一定の角度を保って縦方向にスライドさせます。
コツは、力を入れて押し付けすぎないこと。特に荒研ぎ面は結構目が洗いため、軽く押し当てるようにして動かす回数を多めにすると綺麗に研げます。
荒研ぎ・仕上げ研ぎをしたら最後にシースを装着し、同じように革研ぎをして完成。置き型の砥石と比べるとかなりのスピードで仕上がります。
シャープナーそのものを動かして研げるため、斧や鉈など、刃がクセのある形状をしたものでも難なく研げます。
※実際に研ぐ場合は下に新聞紙か何かを敷きましょう。
気になる点
シースが革なのである程度は仕方ないですが、シースに納めた状態からシャープナーを取り出したときに、シースの内側のクズが研ぎ面についてしまいます。これを取り除いてから研ぎ始めないとならないため(息を吹き付ける程度で落ちますが)、この一手間が気になると言えば気になります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
刃物というものは、自分の手で研ぎ直すことで、相棒感が増してより一層愛着が湧きます。面倒な準備要らずでいつでも手入れができるということは、災害時などいざというときに役に立つということでもあります。
砥石をまだ持っていないという方は特に、このSHARPALダイヤモンドシャープナーを最初のメンテナンス道具としておすすめします。