キャンプのひとつ大きな楽しみといえば、焚火です。
炭火でのバーベキューと違い、薪を燃やす焚火をする機会は、日常にはなかなかないと思います。だからこそ、キャンプ場では焚火が映えます。
特に夜の焚火の雰囲気は格別で、火の世話をしているだけで何時間でも過ごせてしまいます。暖をとるという目的もありますが、焚火はそれ自体がレジャーだと思っています。
そして、より焚火に「浸る」ために活躍してくれるのが、スキットル、フラスコなどと呼ばれるボトルです。お気に入りの銘柄を楽しみながら焚火をいじるのは本当に最高の楽しみです。
スノーピークのチタンスキットルなどと迷いましたが、STANLEY(スタンレー) マスターフラスコを選びました。
それまではメーカー不明の安物のスキットルを使っていたので、比較しながら紹介します。
マスターフラスコの各部をチェック
キャップが繋がっており、なくす心配がない
個人的に重視しているポイントですが、マスターフラスコはキャップが本体とつながっています。
私は登山をするときにもスキットルを持っていくので、スノーピークのチタンスキットルのようにキャップが繋がっていないモデルだと、キャップを取り落とすのではないか?という不安がありました。夜に小さいキャップが転がって行ってしまったら、もはや探すのは不可能です。
直接口を付けて飲む場合には多少扱いづらくなりますが、やはりキャップは繋がっているほうが安心できます。
飲み口は広く、直接飲むのに適している
おそらく一般的なスキットルにくらべ、飲み口が広いです。
このおかげで直接飲むときの口当たりがよく、洗浄もしやすいです。
また、実用性に大きく影響するポイントですが、飲み口が広いことで、中に注ぐときにどのくらいまで入っているか、のぞき込めばわかります。
全体はざらざらした質感
マスターフラスコの表面は黒く塗装されており、ざらざらした質感です。ロゴが透かし彫りのようになっており、塗装の奥に光るステンレスの輝きは高級感があります。
この塗装ですが、塗装というよりは樹脂が全体を覆っているような感じです。少しぐらい手荒に扱っても剥げてくるようなことはないかと思います。
ステンレスなので重厚感あり
分厚いステンレスでできているため、重いです。
チタン製のスキットルと比べるとそれはもう圧倒的に重いです。登山に使うのであれば無視できないくらいの差はありますね。
ただこの重さは、良い言い方をすれば「重厚感がある」とも。こういう武骨な道具は、重厚感=高級感のようなところがありますからね。
分厚いので当然、頑丈です。踏んでも全く歪みもしません。
安物スキットルとの比較
お試しで購入して以来、意外と長く使っていた安物のステンレススキットルと比較してみます。
見た目の高級感は全然違う
値段も違うので当たり前ですが、見た感じ、持った感じ、所有する喜びは段違いです。
普通に使えていたので安物買いの銭失いとは思っていないですが、こういう手元に置くような道具ほど、最初からしっかりしたものを選んだほうがいいのではないかと思いました。
飲み口・キャップの仕上げが秀逸
東急ハンズで実物を見て、購入の決め手になった大きなポイントです。手に取るまで気づきませんでしたが、広い、狭いの話ではなく、飲み口の「形状」が違います。
お分かりいただけるでしょうか。安物のスキットルはねじ山が口にあたる外側にあるのに対し、マスターフラスコはねじ山が内側にあり、口にあたる外側はなめらかな仕上げになっています。
これは本当に大きいです。グラスに注いで飲む派の方にはあまり関係ないかと思いますが、直接飲む場合の口当たりが全然違います。ワイルドに嗜む人にこそ選んでほしいスキットルです。見た目もワイルドです。
パッキンもしっかりしている
安物スキットルは頼りない発泡系のパッキンが入っていましたが、マスターフラスコはちゃんとした黒いゴムのパッキンが入っています。
ザックに入れる場合、漏れるかどうかは結構心配なポイントです。大丈夫です。今まで漏れたことはありません。
といっても、安物のほうも漏れたことはないのですが…。
まとめ
いかがだったでしょうか。
マスターフラスコの主なおすすめポイントをざっくりまとめると、
- キャップをなくす心配がない
- 重厚感=高級感
- 飲み口が秀逸で直接飲むのに適している
の3点です。
焚火をしながら、山頂で星を見ながら、いろいろなアウトドアでいつも手元に置いておきたいお気に入りの道具になりました。ちょっとキャリアは浅いですが、
一生もの認定です。
余談
比較として紹介した安物のスキットルは、飲み口が狭いことを活かして、現在ランタン用のオイル入れとして使っています。アイディア次第で第二の人生を見つけてあげられるのがキャンプ道具の楽しみの一つだと思います。
STANLEY(スタンレー) マスターフラスコの紹介でした。