飯森山からみる鉢伏山

【新うつくしま百名山】鉢伏山〜飯森山日帰り

飯森山からみる鉢伏山

早くも秋の空気を感じる9月、新うつくしま百名山の鉢伏山・飯森山のピークを攻めてきました。

天候に恵まれる予報でしたが、蓋を開けてみれば行動中はほぼ雨に降られっぱなし…

福島県内の日帰り難関コースという前評判に違わぬ急登と雨のコンボを食らい、なかなかにハードな山行となりました。

行程

YAMAPのトラッキングデータは以下になります。

鉢伏山・飯森山 / magentdaさんの飯森山(福島県)鉢伏山(福島県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

YAMAPの日記には何も書いていませんが、先人たちのルートを活用させてもらっている以上、何か貢献したいとは思っています。今後の活動について思案中。

登山の記録

出発:日中ダム駐車場〜飯森山登山口

日中ダム駐車場

ダム管理棟隣の公園(?)の駐車場をお借りします。停められる台数は少ないです。多分4台。

朝6:30の時点で先客が2台いました。ただ、どうやら登山客ではなかったようです。

飯森山登山口

駐車場から2分ほど歩くとすぐに登山口。

写真ではわかりにくいですが、鳥居を潜った瞬間から急登になっているのでちょっとたじろぎます。

登山道

鉢伏山登山道

登りはじめの登山道はとにかく急です。

風の抜けない林の中のジメジメした道を力一杯登っていくと、日が当たらなくても汗が噴き出ます。この最初の急登で800〜900mも標高を稼ぐことになります。とにかく根性で乗り越えるしかありません。

道標

このような標識が所々にあります。なかなか眺望がひらけないので、これを集めるような登山になります。

鉢伏山登山道

そしてガスガスに。雨も降ってきました。林道を進む時間が長いため、ここではまだレインウェアを使いません。

鉢伏山頂

鉢伏山頂

つらい急登を抜け、まずは鉢伏山頂へ到着。

とはいえ、ここまでの登山道は歩きやすいです。土もふかふかで、難所もありません。ただ、尾根を歩くようなところでは道幅が狭く、木の根が横方向に張り出しているため、滑る危険があります。

G-SHOCKレンジマン

高度計の誤差は50mほど。ここで補正しておきます。

そして、ここから飯森山に向かって、地獄が始まります…

鉢伏山〜飯森山

飯森山登山道

なんとこれが登山道です。

シダが多すぎて道が見えません。しかも雨で濡れているため、直接雨に打たれずともここを抜けるだけで水浸しに。仕方がないのでここでレインウェアを出します。この付近にはとても虫が多く、レインウェアを着る際にかなり鬱陶しかったです。状況をみて、鉢伏山山頂付近で先に着ておいたほうがいいと思います。

沼地

沼地

そして、こんな沼のようになっているところが4箇所あります。飯森山に向かう方へみて最初の2箇所は深くなっていたので、通過することができません。よく見ると向かって右側に道があるような感じなので、ササにつかまりながら沼に落ちないように歩いてなんとか回避します(ササを保護しようと気を遣って歩いたら一度沼に落ちました)。

飯森山頂

飯森山神社

なんとか飯森山頂(飯森山神社)へ到着。

飯森山頂

三角点は左側に逸れたところにありました。

G-SHOCKレンジマン

高度計は誤差5m。気圧が安定してきたのかな?

ここからきた道を一気に戻ります。沢方面へは下山禁止とのこと。往路では急登だった序盤は、疲れた身体に牙をむく急な下り坂になります。身体を安定させて膝のクッションを使って下ります。木の根が多いため、トレッキングポールを使う場合には引っ掛けに注意しないとかえって危ないかもしれません。

まとめ

最初から最後まで、本当に誰にも会いませんでした。マイナーな山で天気も悪かったからでしょうが、好天なら飯豊山の横腹が見えるはずの山行、今回は残念でした。

天気が悪いとカメラも出せず、クッカーで調理をする気にもなれないので、麓で状況をみてライト&ファスト作戦に切り替える判断力が必要だと思いました。軽量化していけば、30分〜1時間くらいタイムを縮められたかもしれません。

急登は本当にきついので、身体に負荷をかけたトレーニングがしたい方におすすめです。笑

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