スパシザーとPEライン

PEラインカッターはあったほうがいい。シマノ(SHIMANO) スパシザー

スパシザーとPEライン

いままでダイソープライヤーのラインカッター機能でだましだまし釣りをしてきましたが、特に細いPEラインのカットがうまくできず、ストレスが溜まってきたのでちゃんとしたラインカッターを購入しました。

 
早く買えばよかったです。

シマノ(SHIMANO) スパシザー

シマノのスパシザー

今回購入したのは老舗ギアメーカー、シマノのスパシザー。

スパっと切れるシザー…ということで間違いないでしょう。

 
嫌いじゃない。

大手釣具メーカーでもあるシマノだけあって、アングラーにとって嬉しい機能がこの小さいハサミに詰まっています。

スパシザーの特徴

スパシザーのハサミ部分

ただのハサミでよければ、最寄りの100均で手に入る時代。

同じハサミとしては明らかに値が張るスパシザーですが、それでも手にいれる価値はあると感じました。

切れ味の良さ

まずなんと言ってもハサミ(もといシザー)の本質、切れ味。

この点については文句なしでした。それもそのはず、スパシザーはかの有名な「関の刃物」の職人が一つ一つ手作業で刃付けを行っているらしいです。

 
もはや伝統工芸品?そう考えると安い…

いままでのプライヤーのラインカッターでは、PEラインはピンと張った状態にしないとうまく切断できませんでした。

ラインの両端に力をかけつつハサミを扱わないとならない訳で、手が3つ必要ですが一人ではそれは無理。実際はタックルの重さを利用してみたり、片手の指を連携させてなんとかラインを張ってみたり…。これがなかなかうまくいかないこともありストレスでした。

ところがスパシザーに変えた途端にそんな悩みは過去のものなりました。全く張っていないダルダルのPEラインも一撃でスパッと切れます。

これはただ切れ味がいいというだけではなく、よく見るとギザギザしたこの刃によるものだと思います。普通のハサミだとPEラインは横滑りしたり刃に挟み込んでしまったりしてなかなか切れないのですが、ギザ刃がPEラインを噛み込んで逃さず切断しているのがよくわかります。

 
これを知ったらもう戻れない…

サビにくさ

スパシザーの鋼材は錆びにくいステンレスであるうえにフッ素加工済み。

釣具に錆びはつきものです。それをよく理解しているシマノが錆び対策をしているわけですから信頼性は高いです。

ちなみにダイソープライヤーといえども釣行後はすぐに洗うようにしていたのですが、さすがに少し錆がついてきました。

 
ダイソープライヤーもかなり頑張っているとは思います!

持ちやすさ

スパシザーを持つ手

スパシザーはサイズに比してハンドルがかなり大きめです。

これだけハンドルが大きいとグローブをはめたままでも難なく指を入れることができます。グローブが手放せない冬場の釣りでは特にありがたいですね。

小型ハサミに大型ハサミのハンドルを合わせたようなこのデザインは、まさに釣り専用ハサミならではです。

取付ホール

スパシザーのランヤードホール

スパシザーのハンドルには小さいホールがついています。

釣り界隈では定番のピンオンリールやコードなどを取り付けて落下を防ぐことができます。これもアングラーのニーズをよくわかっている工夫という感じです。

2種類の刃先

スパシザーには刃先の形状が鋭いもの(シャープティップ)と丸いもの(ラウンドティップ)の2種類があります。

スパシザーは先端までちゃんと切れるため、シャープティップの方が細かい作業はしやすそうですが、今回は取り回しと安全重視でラウンドティップを選択しました。

 
そのまましまうとバッグに穴が開きそうなので、シャープティップには納めるシースが欲しいところ。

まとめ

釣りにおける「糸を切る」という動作は根掛かりで仕掛けを失った後に行うことも多く、スムーズにいかないと結構ストレスになります。

なんでもかんでも専用品を揃えればいいというわけではないですが、こと釣りにおいては「糸を切る」ストレスの解消が精神の安定をもたらし釣果が伸びる気がします。

 
たぶん。