キャンプの大きな楽しみの一つに、「キャンプ飯」がありますよね。
コンパクトなクッカーで作っても楽しいキャンプ飯ですが、特にオートキャンプなら是非持っていきたい道具がダッチオーブンです。
ダッチオーブン(英語: Dutch oven)は、分厚い金属製の蓋つき鍋のうち、蓋に炭火を載せられるようにしたものの名称である。アメリカ合衆国の西部開拓時代などで使用されていたものが有名であるが、近年ではキャンプなどレジャーでの用途に使われることが多い。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダッチオーブンといえば鋳鉄製の真っ黒なものが最高にカッコいいのですが、手入れや調理後の処理など気を使うことが多く、なかなか手が出せずにいました。
しかし!ダッチオーブンとしての役割をこなしつつ、ラフに扱ってもびくともしないステンレス製のダッチオーブンがあるのです。
ソト(SOTO) の、ステンレスダッチオーブンです。8、10、12インチの3サイズがあります。
私は少人数でキャンプをすることが多いので、一番小さい8インチを使っています。
意外とちょうどよかった8インチのサイズ感
キャンプではいろいろなキャンプ飯を食べたいですよね?ダッチオーブン料理のみでお腹いっぱいにしたいのでなければ、一番小さいサイズとはいえ4人分くらいは調理できます。
定番のパエリア。市販のパエリアのもと、スーパーで売っていたパエリアセット、お米2合分を調理してジャストでした。ダッチオーブンは蓋が非常に重く、圧力鍋調理のような感じになるので、煮込み料理や炊飯に向いているらしいです。
豚バラ肉のコーラ煮を作ってみました。圧力のおかげかトロトロな仕上がりに!
炭を載せて上火調理ができる
またダッチオーブンならではの技として、上に炭を載せることで、上火調理が可能です。まさにオーブンたるゆえん。
上火を使うことにより、
お手軽に手作りパンも焼けちゃいます。これも本当においしかったです。
焼きりんごも作ってみましたが、ちょっと失敗しました。芯をとるときに底を抜いてしまったので砂糖が流れ出しました。
蓋を外して鍋としても使える
もちろん、普通に鍋として使うこともでき、ものすごく分厚いステンレスなので、火からおろしても冷めにくいです。
パッと見わかりにくいですが、お雑煮です。炭火が熾っているので、おもちを焼いて入れるお雑煮は意外とキャンプと相性がいいです。
ステンレスなので錆に強い
このお雑煮なんですが、食べきれなかったので翌日の朝食のスープ代わりにそのままとっておきました。鋳鉄製の黒いダッチオーブンで同じことをすると翌朝には錆が浮いてきてしまうので、別容器に移し替えるなりの対策が必要になります。こういう使い方もできてしまうのがステンレスのメリットですね。
気になる点
デメリットとしては、やっぱり道具を育てる楽しみが少ないことですね。手がかからないということは趣味においてはデメリットにもなり得ると思います。個人的に。それと、鋳鉄製に比べて価格が高いです。
ただ思ったよりは経年変化は楽しめると思います。味わいが増します。(重要)
最初はステンレスらしいきれいなシルバーだったんですが、色合いが変化しています。これはこれでカッコいい。
ガスで、焚火で、炭火で、時にはIHで加熱していますがびくともしません。というか、壊そうとしても壊す方法が思いつきません。それほど頑丈です。
一生もの認定です。
まとめ
このダッチオーブンはこれからもずっと使っていきたいくらい気に入っています。本当にステンレスの塊という感じですが、単純な構造ゆえに無限の可能性を持った道具だと思います。
次は石を敷き詰めて石焼き芋をやってみたいです。さつまいもは8インチに入るかな…