仙丈ヶ岳

「南アルプスの女王」仙丈ヶ岳日帰り山行

仙丈ヶ岳

学生時代に白根三山を小屋泊で縦走して以来、久方ぶりの南アルプス。

基本的に山深く、1泊以上の行程を組むことの多い南アルプスですが、その中でも交通の便がよく、日帰り可能な仙丈ヶ岳に挑戦してきました。

北沢峠に宿泊すれば、甲斐駒ヶ岳の登山口も目の前なので、1泊2日でどちらも登頂することも可能です。

 
本当は甲斐駒ヶ岳にも同時に登りたかったのですが、今回は日程の都合で仙丈ヶ岳のみに!

行程

YAMAPのトラッキングデータは以下になります。

小仙丈ヶ岳・仙丈ヶ岳 / magentdaさんの仙丈ヶ岳小仙丈ヶ岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ

北沢峠から小仙丈ヶ岳を経由して仙丈ヶ岳に登頂、藪沢新道を下って北沢峠に戻る周回ルートです。

登山の記録

戸台パーク(旧:仙流荘バス停)

戸台パーク

南アルプス長谷戸台パークに車を停め、バスに乗り換えます。

駐車場には朝5時前に到着。バス停に近い第一駐車場は埋まりつつありましたが、第2駐車場はまだ余裕。係の人が誘導してくれました。

戸台パークのバス乗車待機列

バス乗車の列。ここにザックを置いて場所取りしながら、チケット購入の列に並ぶ人が多いようです。

北沢峠

北沢峠の看板

50分ほどバスに揺られ、北沢峠に到着。

甲斐駒ヶ岳方面と仙丈ヶ岳方面分岐

すぐそばに甲斐駒ヶ岳方面と仙丈ヶ岳方面の分岐があります。

仙丈ヶ岳方面登山道

仙丈ヶ岳方面登山道

行動開始から緩やかな登りが続きます。

仙丈ヶ岳の林道

四合目を過ぎてなお林道歩き。日光が遮られるのはありがたいですが、風が抜けないので暑い。

五合目分岐

仙丈ヶ岳五合目分岐の標識

五合目分岐を小仙丈ヶ岳方面へ。

仙丈ヶ岳から見える甲斐駒ヶ岳

10分ほど登っていき、振り返ると甲斐駒ヶ岳が!

仙丈ヶ岳の六合目標識

六合目まで来ると、だんだんと植生が変わってきてハイマツ地帯に。

仙丈ヶ岳の登山道

風が吹き抜けて涼しいです。

 
こうなると夏山登山は最高に気持ちいい!
仙丈ヶ岳から見える甲斐駒ヶ岳

天候に恵まれ、甲斐駒ヶ岳が背後にずっと見えています。

小仙丈ヶ岳への分岐

分岐標識を小仙丈ヶ岳方面へ。

小仙丈ヶ岳

小仙丈ヶ岳山頂の標識

小仙丈ヶ岳ピークに到着。

小仙丈ヶ岳山頂から見える仙丈ヶ岳

これから歩いていく道と仙丈ヶ岳がはっきり見えます。

 
この開放感たっぷりの稜線歩きこそアルプスの醍醐味…
富士山と北岳

この位置から、北岳を前景に、富士山までよく見えます。

 
実にいい天気です!
チングルマ

稜線上、太陽を浴びて輝く稚児車。

いつみてもかわいいお花です。

仙丈ヶ岳の八合目標識

八合目地点を通過。

それにしても背景が贅沢。

仙丈小屋分岐

仙丈小屋分岐の標識

仙丈小屋分岐を仙丈ヶ岳方面へ。

仙丈小屋

仙丈小屋を見下ろせます。

仙丈ヶ岳の山頂

山頂の人影が見えるところまできました。

最後の一踏ん張りです。

仙丈ヶ岳山頂

仙丈ヶ岳山頂の標識

本日の目標、仙丈ヶ岳山頂に到着!

 
お疲れ様でした!
仙丈ヶ岳の稜線越しに見える甲斐駒ヶ岳

振り返ると、歩いてきた稜線越しに甲斐駒ヶ岳。今日はずっと見えます。

仙丈ヶ岳山頂の二等三角点

仙丈ヶ岳の山頂には二等三角点。

仙丈ヶ岳山頂の分岐標識

食事休憩をとって、仙丈小屋、馬ノ背ヒュッテを通るルートで下山します。

仙丈小屋

仙丈小屋

仙丈小屋をスルー…しますが、なんかオシャレな建築に目を惹かれました。

仙丈ヶ岳の藪沢沿いの下山道

こちらのルートは綺麗な沢に沿って降っていくひらけたルート。

きちんと整備されてとても歩きやすいです。

獣よけネットに囲まれた下山道

獣よけの柵がびっしりと。

ちょっと圧迫感がありました。

植生保護柵

植生保護のためのようです。

馬ノ背ヒュッテ

馬の背ヒュッテ

馬ノ背ヒュッテに到着。蹄鉄がぶら下げてあります。

ここはオリジナル夕食のジビエカレーが有名らしいです。いつか食べてみたい。

その他Tシャツ、手拭い、スタッフサックやバッジなどなど、お土産も充実していました。

 
それにしても、こっちも建築がオシャレ。
下山道迂回の看板

終盤、迂回あり。

わかりやすいので迷うことはありません。

温泉&食事

さくらの湯

下山後温泉は伊那市にある「高遠温泉さくらの湯」さんへ。

営業時間が12:00〜20:00(受付は19:30まで)なので、下山後も余裕を持って入浴しに来られます。

泉質はアルカリ性の単純泉らしいですが、ものすごくヌルヌルしています。

 
かなりの強アルカリということでしょうか?

あとかなり熱めでした。個人的には好みです。

志をじのソースカツ丼中

下山後のお楽しみ、食事はガッツリいきたいということで伊那名物ソースカツ丼を。

ちなみにこれ、「ソースかつ丼(小)(中)(大)」の(中)。写真だとわりと普通に見える気もしますが、対峙するとかなりの迫力です。

志をじのソースカツ丼大

仲間が注文した(大)がコレ(みそ汁の大きさを基準に比べてみてください)。ボス級。

山から降りてきた男でも(大)は覚悟が必要かも。

味はとても美味しいです。見た目に反してさっぱりした肉質で、食べ進めるごとに筋肉の修復の糧となっていくのを感じます(?)。

 
油っぽくなく、サクサク食べられました!

まとめ

仙丈ヶ岳山頂での記念写真

やっぱりアルプスは一味違いますね。

稜線の空気感がなんとも言えず独特で、温泉で一息ついたあたりからもう山に行きたくなっている自分に気づきます。

ところで、今回もK-3 Mark III(一眼カメラ)を持たずにiPhoneで撮影しました。

カメラを持っていてもスマホを持たないということはないので、一眼カメラの重量がまるまるなくなるというのは登山的にはやはりものすごいメリットです。

しかし写真撮影という面では一眼カメラに対してはどうしても速写性が劣りますし、スマホの役割が増えすぎることによりバッテリー切れリスクも高まります。

フレームレスのUL系ザックだと一眼カメラを取り付けた場合の重量バランスが心配ですが、次の山行ではうまい取り付け方を模索しながらカメラを担いでいきたいと思います。

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