2024年秋シーズンもアイナメ釣行には大苦戦、最寄りの釣り場ではハイシーズンがいつなのかわからない状況となっていました…
記事にできるような釣果が上がらない中、目先を変えるため2025年初夏シーズンにキジハタの大物狙いに挑戦。最低目標は30アップ、中目標に35アップ、理想に40アップを掲げた釣行。フィールドは佐渡、さすがのポテンシャルを実感してきました。
新潟-両津、フェリーに乗っていざ佐渡へ!

9:25新潟発の佐渡汽船へ乗船し、佐渡は両津港へ。
雲一つない好天に気分が上がってきましたが、すでに照り付ける日光に焼かれ始めている気が…

船内は豪華!フェリーに乗るのも久しぶりです。
1枚百円で毛布の貸し出しがありました。2等船室は雑魚寝スタイルで結構冷房が効いていたので、毛布は必要だと思います。自分で持ち込んでいる人も多かった感じ。
乗船中、携帯の電波は大体安定していました。が、基本的に寝るしかやることなし。

到着後の釣行時間を確保するべく船内で腹ごしらえ。
佐渡カレー850円也。ごはんが押し固められているため見た目よりボリュームがあります。笑
釣行記録
タックル
今回メインで使用していくタックルはこちら。
- ロッド:ハードロッカーエクスチューンB76H+
- リール:23アンタレスDCMD XG
- ライン:フロロ20lb
磯での釣行もにらんで昨年導入したモンスターハンタータックル。50センチオーバーの魚でも余裕を乗って抜き上げられるパワーを秘めています。
今年もよろしくお願いします。 というわけで新年も元気に釣りにいっております。 あれほど活性の高かったアイナメたちは鳴りをひそめ、12月までのように簡単に釣れる状況ではなくなってきましたが、なんとか今年初アイナメ[…]
最初のポイント:平根崎
最初のポイントとして、天然記念物の波蝕甌穴群(はしょくおうけつぐん)が有名な平根崎の地磯へ13:30頃エントリー。確かに独特の景色!ですが…
ということで気合十分で釣りを開始。
素早くボトムにコンタクトすべく、シンカーはビーンズの28gを、ワームはベイトがわからないため一旦オールラウンドなリングマックスを選択。磯らしいゴツゴツを感じながらスイミングと高めのリフト&フォールのアクションを使い分け、20分ほど経ったその時…

フォールの中盤でひったくる様なアタリ!
波にもまれて重みを増しながら上がってきたのは40cm弱のヒラメ!
日中はボトムの感触をつかめればいいと思っていましたが、早くもいい滑り出しとなり一安心。
ここでよりロックフィッシュ狙いを強め、ワームをリングマックスからバグアンツ3インチへ変更。すると…

サイズからは想像もつかない強烈な引きをいなし、上がってきたのは惜しくも30センチに届かないキジハタ。
サイズはもう一つというところでしたが、狙い通りに本命をゲットし非常に順調。ここからさらに波に乗っていきたいところ!
が、しばらくアタリが遠のいてしまったため移動することに。
第二ポイント:沢崎鼻

到着したのは平根崎よりもだいぶ磯らしい沢崎鼻の地磯。波が穏やかで非常に釣りを展開しやすそうな雰囲気です。
だんだん夕まずめの絡んでくる時間帯なので、ここで大物を仕留めたい!
早速ランガンしていくと、カサゴがポツポツ釣れます、そしてこのカサゴがどれも25センチくらいはあるナイスサイズ、これは期待できる…!
ここで確実に獲りたいと考え、ワームは熟成アクアリングマックス(黄バチ)を選択。少しキャストした先に推進10mはあろうかというスリットがあるので、クラッチを切って落としこんでいきます。着底を確認し細かくアクション、すると…

ようやく最低目標の30cmをこえるキジハタを手中にすることができました!
キジハタのフッキング直後の突っ込みは本当にサイズを誤認するぐらい強く、ファイトが面白いです。
とはいえそこはモンスターハンタータックルなので力技で根から引きはがし、一気に抜き上げることができました。クラッチ一つでラインをリリースでき、リグをボトムに沿わせやすいのもベイトタックルのメリットですね。
アタリも増え、海が動き出した感じがするので、リグはそのままでもう一投!すると…

さっきよりも強力な引きから上がってきたのはコブダイの若魚!まだ小さいのでトレードマークのコブはできていませんが、いかにも磯らしい外道に出会うことができました。
リングマックスの横方向へのアクションに対して魚の反応がいいようなので、目の前に浮き出てきた潮目とボトムのスリットが重なるポイントへキャスト。その直後…
ほぼ落ちパクでフッキングを決めた瞬間、ギチギチに締めたはずのアンタレスDCMDのドラグが全く効かずにラインが滑り出しました。どんどん出されていくラインを見送ることもできず、サミングしながらどうにか寄せることができないかと考えていたところ…痛恨のラインブレイク。
モンスター級を獲るつもりで組んできたタックルを粉砕した怪物…一体どんな魚だったのでしょうか。入ってきた青物か、10kgオーバーのコブダイか…
悔しい経験となりました。
気を取り直してリグを組みなおします。28gビーンズシンカーに熟成アクアバグアンツ。すると数投目で…

キジハタに勝るとも劣らない引きから、上がってきたのはなんと尺越えカサゴ!
これもロックフィッシャーにとってひとつ貴重なメモリアルフィッシュです。
規格外の怪物にへこまされた心にカサゴの祝福が染み渡ります…。
しかし、ここから時折カサゴは釣れるもののパッとしない時間帯が続き、気づけばマズメの時間帯は終了。ポイントを変えようか迷っていると…

最高記録更新の32cmキジハタをゲット!
アタリが多く麻痺してきていますが、これだけ釣れ続けるのはさすが佐渡のポテンシャルといったところ。
ここで、完全に日が落ちたので磯からは撤退しました。
翌日朝マズメも同じ沢崎鼻で釣りをするも、釣果はカサゴが何尾かといったところ。予報通り雨が降ってきたので納竿としました。
温泉

釣行終了後に日帰り入浴をさせていただきに「小木温泉 かもめ荘」さんへ。
日帰り入浴の受付時間が10:00 ~ 21:00と夜通し釣りをしていた人間に非常にありがたい幅!サウナや露天もありいいお湯でした。
まとめ

初めて佐渡を訪問しましたが、コンビニも多く道もきれいで、なおかつポテンシャルはすごいというまさにアングラー天国でした。
そして、磯を想定して組んだ「ヘビーバーサタイル」なタックルをようやく存分に振るうことができました!
本命キジハタのサイズ目標達成は最低限となりましたが規格外のモンスターとの闘いもあり、また予想外のメモリアルフィッシュを含めて多魚種が釣れ、思い出深い釣行となりました。