厳しい暑さが復活した8月、新うつくしま百名山に選ばれている猫魔ヶ岳、厩岳山のピークハント、ついでに雄国沼を散歩してきました。
ルートによってはお手軽ハイキングですが、福島の盆地を一望できる素晴らしい景観を味わえます。
行程
今回、初めてYAMAPを使ってみました。トラッキングデータは以下になります。
ウォーキング-2021-08-28 / magentdaさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
YAMAP、便利ですね。チェックポイントの登録の仕方など、まだわからないことが多いですが、近くにいたユーザーがわかったりと面白い機能がたくさんあります。これから使っていきます。
登山の記録
出発:八方台登山口駐車場
八方台登山口駐車場の登山口から入山します。天気が読めずに決行するかどうか迷っていたため出発が遅れ、第一駐車場が満車となっていたため、道路を少し下ったところにある第二駐車場に車を停めます。
午前9時ごろ、第二駐車場はまだガラガラでした。
第一駐車場から出発。空を見上げると不穏な雲行きですが、ここは自分の予想を信じて決行します。
新兵器、G-SHOCKのRANGEMAN。八方台登山口の標高は1194m。高度計を補正しておきます。
登山口に登山者カードボックスがあります。今回はYAMAPから提出済み。
登山道
登りはじめの登山道は比較的歩きやすい林道です。ただ、猫魔ヶ岳山頂まで意外と勾配は急なので、慎重にペース配分をしたほうがいいかもしれません。
猫魔ヶ岳山頂
30分少々であっという間に第一目的地の猫魔ヶ岳山頂へ到着。
高度計の表示は1394m、誤差−10mです。十分参考になる精度は出ています。
少しガスがでていますが、猪苗代湖を見下ろすなかなかの展望。
雄国沼も一望できます。予想通り、少し晴れてきました。
休憩なしで進みます。
猫石
雄国沼方面へ進むと、数分で「猫石」があるということだったんですが…見つけられずに往路復路ともにスルーしてしまいました(どこにあった?)。
雄国沼方面・厩岳山方面の分岐があります。ピークハントのみが目的であれば、即厩岳山を目指してもいいと思いますが、天候もよくなってきたので、雄国沼へ足を伸ばします。
雄国沼方面へは何度も沢を渡ります。登山道が分かりにくくなりますが、そのようなところではよく見るとテープの目印があるので、道迷いに注意してください。
雄国沼
小橋を渡ると、雄国沼に沿って歩く道へ。
登山口での不安な天気が嘘のような快晴に。吹く風も心地いいです。
雄国沼休憩舎
程なくして雄国沼休憩舎へ到着。割と新しい建物で、綺麗に整備されています。チップ製のトイレもあり。
持参した大きめの混ぜ込みおむすびさんをいただきます。二つ持ってきましたが、大してエネルギーを使っていないため一つで足りました。持参する場合、夏場はしょっぱ目に作ると塩分を補給できます。
雄国沼湿地
金沢峠方面へ進むと途中に湿地帯があり、木道歩きができます。6月ごろにはニッコウキスゲやワタスゲが咲き乱れ、とても綺麗な湿地です。
反面シーズンには人が多くちょっと歩きにくいです。開放感は変わらずあり、シーズンが終わって閑散とした湿地の良さにも気付かされました。この空間を独り占めって、贅沢ですよね。
金沢峠
少し登り、金沢峠へ出ます。ここから先しばらく舗装路を歩き、そこからさらに林道をほぼ真東に歩いていき、猫魔ヶ岳・厩岳山への分岐点まで戻ります。
実は金沢峠までは車で来られます(駐車場もあります)。ここからの展望もまた素晴らしいです。
振り返れば猫魔ヶ岳と、その奥には磐梯山が見えます。
磐梯山を左手に仰ぎ見ながら舗装路を進むと分かれ道。左に入るとしばらく林道を歩くことになります。
あまり人が通らないのか、草が茂っていて歩きにくいです。道迷いはないとは思いますが、コンパスを確認しながら東へ進みましょう。
厩岳山山頂
分岐まで戻ったら、厩岳山の山頂を目指します。
山頂手前にものすごい急登がありますが、距離は短いのでがんばって一気にクリアします。
こちらも展望は悪くないですが、山頂を踏んですぐ離脱。
下山
猫魔ヶ岳山頂まで戻り、下山。帰りは磐梯山がとてもよく見えました。
下山時の高度計表示は1197m、誤差+3mでした。優秀ですね。
まとめ
今回は休憩を短く済ませ、短時間でクリアする山行を目指してみました。終わってみれば平均ペースはなかなか速かった見たいですが、勾配が急になるとバテたりもするので、ペース配分や適切なルートを選ぶ技術を磨く必要を感じた山行でした。
八方台登山口から8〜9割方の登山者は磐梯山に行ってしまうので、猫魔ヶ岳方面では数えるほどの登山者としか会いません。ありきたりな表現ですが、喧騒から離れて静かなところへ行きたい人へおすすめできるルートだと思います。
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