ドラググリスしろくま

高級グリス「しろくま」でドラグメンテナンス

ドラググリスしろくま

最近ハマっているライトゲーム。

感度重視で極細ラインを使うため、大物をキャッチできるかどうかはリールのドラグ性能がものをいうこともあります。

というわけでドラグ性能を保つため、セルフメンテナンス用にドラググリス「しろくま」を購入してみました。

ドラググリス「しろくま」

「しろくま」はIOSファクトリーの高級ドラググリス。どれくらい高級かというと、シマノ純正ドラググリスの3倍近い値段がします。

正直、最初は純正ドラググリスを買おうと思っていたのですが、ずっと在庫切れの状態で…

これもリールカスタムの一環と思って、性能に定評のある「しろくま」購入に踏み切りました。

 
名前のかわいさにもやられました。

用意したもの

ドラグメンテナンスにあたって、「しろくま」の他に用意したものは以下の3つ。

  • パーツクリーナー
  • キッチンペーパー
  • ピンセット

パーツクリーナー

パーツクリーナーはオフィスZPIのF-0パーツクリーナーというものを選びました。

自転車のメンテナンス用ケミカルは持っているのですが、一応リール用ということで新しく購入。大容量なのでしばらく使えそうです。

キッチンペーパー

リールメンテナンスの時にはティッシュペーパーよりキッチンペーパーがおすすめです。この2つは元々の役割の違いから、キッチンペーパーは丈夫で吸水性が高く、ティッシュペーパーは柔らかくできています。リールメンテナンスに向いているのはもちろん前者です。

もっと本格的にメンテナンスをするなら、さらに上位の存在であるキムワイプやワイプオールのようなものがおすすめ。私はコレを自転車メンテナンスの時にも、ブーツのオイルアップにも使っています。

ピンセット

ピンセットは何でもいいです。今回はいつ買ったかもわからない工具セットに入っていたピンセットを使いますが、もちろん100均でもOK。

パーツを留めるピンや、ドラグワッシャーを取り外すのにどうしても必要です。

 
強いて言うなら先曲がりのものがいいかも。

いざグリスアップ

いよいよ初めてのドラグメンテナンス。まずはスプールを取り外し、ネットの情報を見ながらドラグワッシャーを取り出します。

分解したスプール
 
あれ?これだけ?

スプールの隣にある黒い輪っかがドラグワッシャーです。20ツインパワーのC2000番手の純正ドラグワッシャーはフェルト製ですが、夢屋カスタムスプールなのでクロスカーボン製になっています。

それにしても覚悟していたよりパーツが少ないような…?

調べてみると、シマノの場合2000番まではドラグを構成するパーツが少ない模様。

これはつまり、ドラグ性能を決定づける要素が少ないということであり、もっとはっきり言えば、「ワッシャーとグリスによってドラグ性能が決定づけられる」と言っても過言ではないのでは。

 
頼むぞしろくま!

早速今ついているドラググリスをパーツクリーナーで落としていきます。パーツクリーナーをドラグワッシャーに吹き付けてキッチンペーパーでポンポンと軽く拭き取る。これを数回繰り返します。

グリスが抜けたらしろくまを適量指に取り、直接ドラグワッシャーに塗布。このとき気持ち多めにつけます。

あとは元通りスプールに組み付けていけば完成。このときついでにスプールの軸受けベアリングにオイルを1滴差しておきました。

グリスアップ後の感触

「しろくま」でのグリスアップ後にメバリングに行ってみました。

手でスプールを回してみたり、ラインを引っ張ってドラグを効かせてみてもあまり違いがわかりませんでしたが、いくらかメバル・セイゴ・ときどきソイを釣っていくと、

  • 純正よりもドラグが滑り出すまで少し粘る感じ
  • ドラグノブの締め込みにドラグ力が素直に比例する感じ

がありました。

これまでドラグを少し絞め気味にしておかないと決まらなかったフッキングが、ある程度緩めでもスパッと決まるようになった気がします。これはドラグが固着して効きが悪くなっているというわけではなく、あくまで「粘る」という感触。フッキングした後の引きでドラグが滑り始めると、そこからは滑らかに効いてくれます。

また、元々ツインパワーではあまり気になったことはなかったのですが、ファイト中のドラグ調整で急にロックしてしまうということもなく、落ち着いてやり取りができています。

総じて、高いだけあってちゃんと性能が良い気がします。

 
継続して検証していきます。

まとめ

これまでも簡単なグリス・オイル注油はしてきたのですが、今回のドラググリスアップで自分でできるリールメンテナンスの守備範囲がまた広がりました。

気に入った道具を自分でカスタムする、使う、メンテナンスする。これぞ趣味の醍醐味。特に釣りはそういう要素が強い領域かもしれません。

 
それにしても、タックルが増えてきた…