テンマクデザインの定番にして傑作ワンポールテント、サーカスTC。
使ってみると居住性、使いやすさともに大ヒットも納得の完成度なのですが、唯一難しい(私だけかもしれませんが)のが撤収時の畳み方です。
何度も試行錯誤し、効率的な畳み方を編み出しましたので、備忘録も兼ねて紹介します。
サーカスTCとは?
サーカスTCは、テンマクデザインのTC生地でできたワンポールテントです。
十分な高さと広さがあり、ソロでも設営しやすく、見た目もオシャレという隙のないテントですが、多くのワンポールテントと違い、底面が5角形になっています。
ゆえに、撤収時に折り畳んでも線対象にならず、どう収納したらいいか迷ってしまうというわけです。
収納の手順
さて、本題の収納の手順ですが、写真付きで順を追って説明します。
ポールを抜き、ファスナーを閉める
まずは設営状態から、ベルトを緩めてポールを抜き、ベンチレーターのつっぱりを外して収納します。また、出入り口のファスナーを閉めておきます。張り綱を外しておくのも忘れずに。
半分に折り畳む
ペグを抜き、底面の辺同士を合わせ、半分に折り畳みます。このときのコツは、赤破線で示す出入り口のファスナー部分を固定していたペグ一本だけを残すことです。すると自動的に、ベンチレーターのついていない面が半分に折れることになると思います。
あとは、残したペグを起点に生地を引っ張ると綺麗に折り畳めます。
半分になった面を折り返し、菱形を作る
写真右側のように、半分になったテントの一面をさらに内側に折り返し、2面が見えた菱形になるように畳みます。
真ん中を折り返し、三角形を作る
菱形の真ん中を内側に折り返し、三角形一枚になるように畳みます。ここまで来ればもう一息。
頂点を折り返し、底辺の真ん中に合わせる
三角形の頂点(テントの頂点部)を折り返し、底辺の真ん中に合わせるようにします。底辺の真ん中にはペグで地面に固定するためのループがついているため、目安にします。
左右を内側に折り畳む
ここまできたら残しておいた最後のペグを抜き、左右のスカート部を内側に折り畳んで、おおよそ四角形になるようにします。
縦に半分になるように折り畳む
縦方向に半分になるように折り畳みます。このとき、短辺が大体サーカスTCの収納袋の幅と同じくらいかわずかに短くなっていることを確認してください。
折り畳んだポールを芯にして巻いていく
ポールを収納袋に入れ、芯にして海苔巻きの容量で若干圧力をかけながらテントを巻いていきます。
このとき、スカートと反対側から巻き始めるようにしてください。スカート側から巻き始めると中の空気が抜けず、うまく巻くことができません。
収納袋へ入れる
巻き終わったら完成です。ほぼ収納袋と同じ大きさに仕上がり、ピッタリ納めることができるはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
サーカスTCに限った話ではありませんが、新品のテントは二度と元に戻せないほど綺麗に袋に収納されています。
今回の方法は新品同様に畳めるというものではありませんが、覚えやすく、失敗もしにくい畳み方なので、サーカスTCをお持ちの方はよければ参考にしてみてください。