焚火をするとき、スキレットを扱うとき、ダッチオーブンを扱うとき…
手で熱いものに触れなくてはならない機会は、アウトドアの火まわりではたくさんあります。
キャンプ初心者向けの持ち物を紹介しているサイトさんを見ても目にすることは少ないですが、個人的に初心者ほど用意したほうがいいと思っているのが耐熱性のレザーグローブです。
上記のような格安のもので十分ですので、一つ持っておくことをオススメします。手の保護はもちろん、なんとなく雰囲気もあります。
手袋として応用が利く
作業時の手の保護、熱いものに触るとき、単純に防寒対策として…
耐熱グローブとして使うつもりで購入したとしても、手袋としての用途は多岐にわたります。
テント設営、薪割り時などの作業用手袋として
ハンマー、鉈、斧、のこぎりなどを使う際、厚手の皮手袋なので手の保護用として有効です。
表面の革は滑り止めにもなります。薪割りやフェザースティックを作るときにも力が込めやすくなります。
ハンマーでペグを打つとき、張り綱を張るときなども着けておいたほうが安全です。
料理、焚火の際の耐熱ミトン替わりとして
耐熱グローブと銘打っていますので、もちろん熱には強いです。
最初は恐る恐るでしたが、一瞬なら火の熾った炭を持っても大丈夫でした。燃えることが(通常は)ないので、薪を素手で扱っても大丈夫ですし、ダッチオーブンも手で扱えるようになるのでできることの幅がぐっと広がります。
軍手でも重ねれば似たような効果を得られますが、軍手は燃えます。
それと、気を付けなければならないのが料理をするときの油です。熱された油が軍手に染み込むと大やけどをします。その点、革手袋なら油が染み込みにくいので、やけどには繋がりにくいです。注意しなければならないのは変わりませんが。
防寒用の手袋として

格安な割にはしっかりしていて、中がボアのようになっています。これが結構ありがたく、冷え込んだ朝方、焚火がおこるまでの間、これを着けているだけで手がかじかむのを防いでくれます。
内布のおかげで革に直接触れないためか、意外と蒸れにくいです。
安いので遠慮なく使える
私の購入時点で1,150円でした。ハードに使う道具ですので、遠慮なく使えるということは大事です。
手袋なので当然汚れます。油、煤、炭などでどんどん真っ黒になりますが、道具は使ってこそです。

こんな風になってしまいます。
私はどちらかといえば道具を大切にしたいと思う人間ですが、ハードに使う道具、大切に使う道具の分別が大事です。手袋に関して言えば、手袋を犠牲にすることで、手袋を使って扱う道具を守れればいいんです。
とはいえ、火の粉がかかっても縫製がダメになるようなこともなく、今でも現役です。格安なのに耐久性まであるという、道具の鑑のような製品です。
気になる点
豚革でできているためか、始めのうちは多少においがします。手袋自体もそうですが、はめていた手ににおいが移ります。そのまま食事をする場合、気になるかもしれません。
ただ、このにおいはすぐに焚火の煙のにおいに取って代わられます。気になる場合、少し天日干しするとマシになるようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
どうしてもなくてはならない道具ではありませんが、せっかくのキャンプもけがややけどをしてしまったら台無しです。
そうならないために、革手袋を使って、きちんと対策をしましょう。何より、見た目も玄人っぽくてカッコいいと思いませんか?
MinistoreDirectの耐熱グローブの紹介でした。