圧力式ガソリンランタンであるノーススター2000を使用していく中で生じる不具合。メンテナンスしながら使い続けるのがキャンプ道具の醍醐味でもありますが、症状から調べても有効な情報にたどり着くのに時間がかかることが多いです。
私のノーススターに生じた不具合と、対処した方法を、随時この記事に残していきますので、初期不良かな?と思ったり、ノーススター2000の不調を感じてお困りの方は、よければ参考にしてみてください。
初期不良かな?と思った現象
タンク内の圧力が下がるのが早い

→燃料を適正量入れる
ノーススターを購入した当初、試運転をしている時にタンク内の圧力が下がるのが早いことが気になっていました。また、それに伴って光量が安定せずちらつく問題が発生していました。
これは、試運転ということで燃料を少量しか入れていなかったことが原因だったようです。十分な量の燃料を入れてポンピングすることで、ちらつく現象はなくなり、圧力も安定しました。
ちなみに、この圧力ゲージは純正ではありません。ゲージがなくてもランタンは使えますが、異常を発見する手がかりにもなるので、できれば取り付けることをお勧めします。
調整ノブが空転する

→取り付けネジの締め付けを確認する
調整ノブを回しても、バルブが開いていないというか、ノブが空回りしているような感覚がありました。実際、十分にポンピングしてもガソリンが出てくる気配がありません…
バルブの構造を調べることで解決しました。結果的に、ノブの取り付けが浅く(十分ではなく)、空回りしてしまっていたようです。取り付けネジを締め付けることで、その後問題なし。
ジェネレーター上部から炎が上がる

→ジェネレーターを交換する
上記2点の問題を解決し、調子がいいな〜と思っていたところで、またタンク内の圧力が下がるのが早い現象が発生。しかも今度は、ランタンがいつもより暗く、ジェネレーター上部から炎が上がっているような…
これは調整ではどうしようもありませんでした。ジェネレーター上部のナットの結着部分からガス漏れをしているようです。締め付けても解消しないので、新しいジェネレーターを調達して交換しました。以後、問題なし。
使用していくうちに発生した現象
なかなか点火しない
→火花の出かたを確認する
→ランタンが冷めるのを待ってみる
購入したばかりの頃は手こずることはなかったのですが、使っていくうちになかなか点火せず、最終的に爆発を起こしてしまうことが増えてきました。スパークが弱っているのかと思い、点火装置の電池を交換するも効果なし。原因を調査してみると…
- マントルの取り付け金具に火花が飛んでいる
- 消化後間もないため気化したガソリンが出ている
これらによるものでした。

まず1点め、「マントルの取り付け金具に火花が飛んでいる」問題ですが、これはマントル取り付け時点で、針金の余る方をスパーク位置から遠ざけておくことで解決できます。また、マントル自体がスパーク位置にかからないように、空焼き前に反対方向に寄せておくとうまくいきます。空焼きをしたら火花を飛ばしてみて、うまくマントル方向に飛ぶようになっていたら成功です。
2点め、「消化後間もないため気化したガソリンが出ている」については、点火試験を繰り返しているときに発生した不具合でした。結果的に、ランタンが冷え切っていて、ガソリンが液体のままでてくるうちの方が点火成功率が高いです。これはおそらく、点火装置のスパークがマントルの下の方で起こっていることに起因すると思われます。液体のまま下まで降りてきて、そのガソリンに火がつくようなイメージですね。ごく少量のガソリンを噴射して点火するイメージで操作すると、失敗しなくなりました。
Coleman(コールマン) 純正スーパーレンチは必要?
敢えて言いますが、あった方がいいです。
市販のレンチを揃えることでももちろん対応できますが、ポンププランジャーを抜き取る時などは四角形の部分を使うので、対応する工具はなかなかなさそうです。作りから考えると割高感がありますが、結局のところ、おとなしく純正を使うのが良さそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
これからもノーススター2000を使い続けていくつもりなので、また違う不調が出てくるかと思います。しかし、その度に構造や対処法を調べ、自分でメンテナンスしてやることでちゃんと直るので、よりいっそう愛着が増す道具です。
メンテナンスをして解決できればここに書き留めておきますので、少しでも役に立つ情報があれば幸いです。
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