先日購入し、色合いのチェックをしたパンダVCを、茨城県にある大洗キャンプ場で初張りしました。
ソロキャンプ用に、テンマクデザイン( tent-Mark DESIGNS )のパンダVCを購入しました。 知人が所有しているパンダTCを入念にウォッチすることによって、大きさ、居住性などについては確認済み(パンダTCとパンダVCは大[…]
結果からいうと、期待した通りの風合いと使い勝手の良さで大満足です。コットンの自然な白は悪目立ちすることなくキャンプ場に映え、自分のテントをすぐに見つけられます。
イワタニのカセットガスストーブとも相性がよく、1月のキャンプでも幕内が十分暖かくなりました。
大洗キャンプ場の概要
大洗キャンプ場は、大洗海水浴場のすぐ近くにあるキャンプ場です。といっても臨海キャンプ場という感じではなく、サイトは松林の林間キャンプ場という感じです。
フリーサイトですが、テントサイトには車が乗り入れ出来ず、サイトの近くの車道沿いに車を並べて停め、そこから荷物を運搬することになります。
ですが、結構サイト近くまで車が入れるので、運搬はそれほど大変ではありませんでした。
車から離れるような場所は荷物の運搬が大変なので人が少なかったです。小荷物のソロキャンパーにとっては穴場かもしれません。松林なので、ハンモックを張ることのできそうな場所がたくさんありました。
パンダVCの初張り

設営撤収は簡単
パンダVCは先日紹介した通り、コットンの風合いを感じるソロ向けワンポールテントです。
本体を広げて四隅をペグダウンしたら、ベンチレーターを開いてポールを立てるだけの簡単設営。ちなみに今回は、付属のペグではなくエリッゼステークの28センチを使用しました。
しかし、地面が思いの外柔らかく、強くテンションをかけたところペグが抜けてしまい、 エリッゼステークを使用してなお、若干設営に手こずりました。
パンダVCを設営するとき、最初に四隅をペグダウンする段階では、あまり強くテンションをかけず、すこしゆとりをもって張るのがコツだと思います。
コットンの白が映えてオシャレ

大洗キャンプ場の松林の中では、コットンの色合いはいい感じに映えたと思います。
初張り前に懸念していた汚れやすさについてですが、現状では撥水が効いているのか、地面につけてもほぼ汚れることはありませんでした。
ガスストーブでも暖められるほどよい狭さ

今回、 CB缶を使用する小型のストーブ、 イワタニのカセットガスストーブを幕内で使ってみました。
結果はバッチリで、すぐに幕内が暖まり、1月のキャンプでも寝袋に籠らずに済みました。
テントが四角錐形で暖められた空気が対流しにくいので、サーキュレーターの使用がオススメです。今回使用したサーキュレーターはこちらです。
また、少しでも熱を利用するため、またシートを保護するため、100均の銀マットを敷いて使いました。
ソロなら十分な広さ
上のくだりと矛盾する気もしますが、一辺が270センチの正方形なので、平面で考えるとソロなら十分な広さです。
コットで寝床を確保したうえで、フィールドラック、カゴをテントに入れ、寝るときはチェアとテーブル、焚火台を格納できました。
ただ、四角錐形なので、空間で考えるとさほど広いと感じないかもしれません。出来るだけロースタイルのギアで統一するとスペースを有効に使えます。
一方、テント中央でも高さは170センチなので、立って着替え等をするのは厳しいです。
テント裾の隙間について

パンダTCを購入しようと思っている方が迷う要因として、スカートが付いていないので、テント裾に隙間があり、隙間風が寒いという意見があります。
パンダVCも同様に裾に隙間が出来ますが、今回は幕内でストーブを使ったので、程よく換気ができてむしろよかったと感じました。
また、コットを使用したので、寝るときに隙間風が直接身体にあたらなかったのも大きいと思います。
地面にマットを敷いて寝る場合、隙間から風があたる上に、のぞき込めないこともないので、プライバシーも気になります。
パンダTC、パンダVCを使うなら、コットで寝床の嵩上げをするのがオススメです。
若干、ポールの強度が不安
パンダVCに付属のポールは、アルミ製のちょっと細めのものでした。
軽くていいのですが、ポールを立てるときにしなって、若干不安を感じました。タープを連結するための専用スチールポールが別売りされているのですが、キャンプをしながら注文してしまいました。
朝、結露はしなかった
夜焚いたストーブのおかげか、それとも隙間のおかげなのか、朝、テント内の結露は全くのゼロでした。
雨さえ降らなければ、乾燥撤収の手間は全くかかりません。
パンダVCは不人気?
2020年1月25日現在、テンマクデザインの販売ページでは値下げの情報はありませんが、Amazon経由のWILD-1オンラインストアでは、 定価より価格が落ちています。
ソロキャンパーはおしゃれキャンプよりはワイルドな雰囲気を好む方が多そうですので、コットンの風合いは需要がないのでしょうか。
実際キャンプ場に行くと、パンダTCはよく見かけますが、パンダVCはまだ見たことがありません(登場して日が浅いということもありますが)。
不人気ゆえとは思いたくありませんが…。
→パンダTCも同様に価格が下がっていることを確認しました。不人気ゆえではありません!
2020年3月追記:WILD-1店舗にて、パンダTC、VCは2020年夏にモデルチェンジを予定しているため、在庫をセール価格で販売しているという情報を確認しました。なぜかWILD-1オンラインストアでは従来の定価のままなので、購入する場合は店舗か、Amazon経由のオンラインストアをお勧めします。
2021年2月追記:
モデルチェンジ後、価格はWILD-1オンラインストアとAmazonで差はありません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最後の最後で、もしかして不人気なのでは?と疑ってしまいましたが、パンダVCは質感や広さなど、基本的な性能が高く、好みに合えばすごくいいテントだと思います。今ならあまり見かけませんので、他の人と被りたくない方にもおすすめです。
今回のキャンプは天候に恵まれ、雨に対する性能は確認できませんでしたので、今後(不運にも)雨に降られることがあれば、レビューしてみたいと思います。
パンダVC初張りのレビューでした。
2019年12月にパンダVCを購入してから丸一年以上が経ちました。四季を通していろいろなキャンプ場でキャンプを楽しんできた私にとって、なくてはならない相棒となったパンダVC。その語り尽くせない魅力とちょっと気になる点を、実際に使用した経験[…]