それはさておき、初めての本格的な厳冬期登山として、雪の安達太良山ピークを踏んできました。
天候に恵まれ、問題なく計画を完遂することができましたが、まだまだ課題も残り、反省点の多い山行となりました。
行程
YAMAPのトラッキングデータは以下になります。
安達太良山・薬師岳 / magentdaさんの安達太良山・薬師岳(福島県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
序盤、GPSの不調でトラッキング失敗…orz
くろがね小屋付近で道を間違えたのですが、トラッキングデータには反映されている感じがしません。うーん。
登山の記録
出発:あだたら高原スキー場駐車場

説明不要のあだたら高原スキー場駐車場。
舗装された道路を通って駐車場まで来られるため(もちろん雪は積もっていますがスキー場なので除雪されています)安心です。
おそらく200台以上駐車可能で、スキーシーズンでもあまり満車の心配はしなくて大丈夫だと思います。
登山道

駐車場からゲレンデ方面に歩いて行くと、すぐに脇へそれて登山道に入れます。多くの人が通り、樹林帯でもあるのでしっかりと道ができています。

標識を目印に迷わずくろがね小屋方面へ。

序盤は旧道と馬車道の2択になりますが、旧道の方が登山道然としていて面白いです。
馬車道はその名の通り、馬車が通って行けそうにある程度整備された道です。

まだまだ樹林帯ですが、勾配がきつく、登山者によって十分圧雪された箇所も多いため、若干セオリーから外れますがアイゼンの装着もありだと思います。

登りがひと段落し、鉄山を見ながら水平にくろがね小屋へ。

ここからくろがね小屋までの道では、トレースを見るになんとなくスノーシューを装着している人が多そうな気配ですが、トラバース的な行程になるため、一概に装着が正解ともいえないと思います。雪山の難しいところですかね。
くろがね小屋

冬でもやっているくろがね小屋へ到着。雪があるとこんなに埋まってしまうとは。
今回は休憩せずに山頂を目指します。

小屋から少し上がると、鉄山を見渡せます。
無雪期でも存在感のある山ですが、積雪期はひときわ美しく、荘厳です。
山頂へ

山頂方面へのトラバース路。
斜度はそれなりにありますが、雪質がズブズブなので滑落の不安はほぼありませんでした。
吹きさらしの場所なうえ数日雪が降っていませんでしたが、こういうところに雪崩の危険はないのでしょうか?それらしいデブリは見当たりませんでしたが。
危険予測のスキルも上げていかないといけませんね。

埋まってます。
これが全部埋まっていたら、いよいよ頼れるのは自分だけ。トレースを辿っていたとしても、自分が進んでいる道が正しいと信じられるでしょうか?
安達太良山頂

安達太良山頂に到着です。
不慣れな雪上歩行に思ったより体力を奪われましたが、天候さえよければ無雪期同様難所もなく、比較的短時間で頂上まで来られるいい山です。
これだけいい天気でも、流石に夏場のような賑わいは山頂にはありません。
下山
下山は薬師岳方面から。

有名な「この上の空がほんとの空です」があります…
ん…?

上でどーもくんがお昼寝していました(凍死?)。
まとめ
振り返るとやっぱり行程は短いですが、冬山の景色は圧巻でした。公開し始めたらきりがありませんので記事に貼ることはしていませんが、写真をいっぱい撮っていますので時間的にはそれなりにかかってしまいました。
今回の山行での反省点は、
- 行動食選びの失敗
- 水分補給について
- アイゼン、スノーシューの携行方法
でした。改善について検討し、時期を見て別記事にまとめてみたいと思います。
それでは。
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