キャンプの燃料

スマートなキャンプのカギは「燃料の統一」!各燃料の特徴を比較してみた

キャンプの燃料

照明、調理、暖房…アウトドアで燃料を必要とするシーンはたくさんあります。

気に入ったギアを買い揃えていくと、それぞれに必要とする燃料がバラバラで、何種類も買わなくてはならない状況に陥ることがよくあります。

そんな時は使用する燃料からギアを選ぶことで、荷物を圧縮できますし、燃料の残量によって使い回しができ、無駄のない運用が可能になります。

 
この記事では、各燃料ごとの特徴とそれぞれの燃料ごとに気になるギアをまとめてみました。手持ちのギアと同じ燃料を使用したギアを探している方はぜひ読んでみてください。

キャンプで燃料が必要なギアは?

キャンプを始めたばかりだと、燃料を使うギアは調理用のバーナーくらいしか思いつかないものですが、キャンプに使える燃料式の道具は思いのほかたくさんあります。

その中でも代表的なものは、

  • 照明(ランタン)
  • 調理器具(コンロ、バーナー)
  • 暖房器具(ストーブ)

の3種類です。

照明(ランタン)

ノーススター2000

キャンプでは絶対に必要なランタン。最初はLEDのランタンを使用する方が多いと思います。

最近のLEDランタンはどんどん明るくなっており、照明としては申し分ないのですが、キャンプを続けていると燃料式ランタンの暖かい光が欲しくなってきてしまうもの。災害時の照明としても使えるため、1つは持っておきたいギアです。

調理器具(コンロ、バーナー)

ホットサンドメーカー

キャンプの楽しみといえばキャンプ飯。アウトドアで使うコンロといえばガスボンベを使用するものが定番ですが、ガソリンを使用するものもあります。燃料によって火力や特性も違うので、キャンプに慣れてきたら選択肢を広げてみるのも面白いです。

暖房器具(ストーブ)

イワタニのマイ暖

冬キャンプをするなら持って行きたい暖房器具。電気式のものが安全で便利ですが、電源付きのサイトを選んだり高価なモバイルバッテリーを持ち込む必要があるため煩わしさもあります。

手軽に使えるガスストーブや、家でもメイン暖房として活躍できる石油ストーブなど、アウトドアに持ち出すと冬でも快適にキャンプができます。

また、こちらも災害時に活躍するギアです。寒冷地で停電が起きたりすると、電気を必要としない暖房器具を持っているかどうかが、下手をすれば生死を分けることになるかもしれません。

各燃料のメリットとデメリット

次は燃料の種類について。キャンプで使用される燃料は、薪や固形燃料を除けば主に以下の4種類です。

  • CB缶
  • OD缶
  • ホワイトガソリン
  • 灯油

それぞれの燃料にはメリットもデメリットもあります。以下に簡単に特徴をまとめてみました。

CB缶

SOTOのCB缶

CB缶のメリットは、なんといってもその入手のしやすさ。どこのコンビニでも売っているため、うっかり燃料切れになったとしてもギアが使用不能になる心配はほとんどありません。

デメリットは、家庭での使用を前提としたものが多いため、低温環境に弱く、冬キャンプでは火力が落ちたり火がつかなくなったりする場合があります。ちょっと高価ですが、後述のOD缶と同じようにプロパンを封入し、低温環境でも使用できるようにしたアウトドア向けCB缶もあります。

OD缶

SOTOのOD缶

OD缶のメリットはクッカー等のギアとのスタッキングのしやすさや、缶自体をスタンドとしたバーナーやランタンが存在することによる荷物の削減です。また山岳等での使用を前提としてプロパンを封入し、低温環境でも火力を得られるものも多くあります。

デメリットとしてはCB缶に比べて高価で、アウトドアショップ等でないと置いていないため緊急調達が難しいです。

ホワイトガソリン

コールマンのホワイトガソリン

ホワイトガソリンはレギュラーガソリン等と比べても純粋な石油成分だけでできているガソリンで、燃焼時に煤が出にくい燃料です。

メリットは低温環境でも安定して揮発するため低温環境でも問題なく使用できること、不純物を含んでいないためギアにトラブルが起こりにくいことが挙げられます。

デメリットは少々高価で、入手先も限られます。また、結構価格が変動します。

灯油

4Lの灯油缶

灯油は家庭でも非常によく使われる燃料です。安価で、ほぼどこのガソリンスタンドやホームセンターでも入手できます。気化温度が高く、思いのほか安全で扱いやすいというメリットもあります。

デメリットは、不純物も多く含まれているため、灯油を使用したギアは煤がついたりトラブルも多く、メンテナンスが大変です。

ちなみに写真は4Lの灯油缶。ミリタリーチックな見た目も相まって、キャンプにピッタリな持ち運び用の灯油缶です。

燃料ごとにギアをピックアップしてみた

ギアの種類、燃料の種類と見てきたところで、燃料ごとに目ぼしいギアを集めてみました。

 
はっきりいって、私が欲しいと思っている(もしくは既に持っている)ギアばかりです。笑

CB缶

まずはお手軽燃料のCB缶から、バーナー、ランタン、ストーブをご紹介。

定番のSOTOレギュレーターストーブです。初めてアウトドア用バーナーを買うならこれが間違いないと思います。レビュー記事も是非ご覧ください。↓

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SOTOのレギュレーターストーブ

より安定性を求めるならCubeのガスコンロ。こちらもアウトドアでは定番となりつつある製品です。価格もこなれていてコストパフォーマンス○。

同じくSOTOのCB缶ランタンです。携行時はホヤ(ガラス)部分を収納することによって、コンパクトかつ安全に持ち運ぶことができます。

こちらも同じくユニフレーム製のCB缶を使用するランタン。仕組みも同じです。

よりコンパクトでシンプルなランタンもあります。こういった最低限の明かりだけでなんとかするというスタイルもシブいですね。

CB缶お手軽暖房器具の代表選手(?)マイ暖です。こちらも詳しくレビューしていますので是非ご覧ください。↓

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イワタニのマイ暖

同じくCB缶ストーブですが、非常に映えるルックスのストーブもあります。マイ暖と違って上部にケトルなどを置けば湯沸かしもできそうです。

OD缶

続いてOD缶使用のバーナー、ランタン、ストーブをピックアップ。OD缶そのものが脚となるため、全体的にコンパクトなギアが多いです。

携帯性MVPのシングルバーナー、アミカス。こちらについてはクッカーとセットでレビューしていますので、よろしければご覧ください。↓

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クッカーとバーナー

スノーピークの定番シングルバーナー、ギガパワーストーブ地。こちらのコンパクトさも折り紙付きです。

大人気のSOTO・ひのと。OD缶に直接取り付けることもできるシンプルな照明です。明るさは蝋燭程度ですが、テーブルランプとして雰囲気作りに一役買ってくれます。

こちらも超定番のOD缶ランタン、コールマンのルミエールランタン。ゆ○キャンでも登場していましたね。

明るさが欲しければなんといってもノーススター。マントルを発光させるタイプのランタンであれば手軽に大光量を得ることができます。ボタン着火式で扱いやすいです。

コンパクトさを重視したければ同じコールマンのこちら。正直メインランタンとしても使えるくらいの光量があります。OD缶ランタンを試してみたいならこれが一番おすすめかも知れません。

OD缶を使用したヒーターは多くがこういうタイプです。ワカサギ釣り等でたまに見かけますが、個人的にはちょっと使いにくく、あまりおすすめではありません。

ホワイトガソリン

ホワイトガソリンのギアは高火力が売り。ガソリンは揮発性が高いため、暖房器具としては不向きなのか選択肢があまりありません。

有名ガソリンバーナーのMSRドラゴンフライ。なんと灯油でも使用できます。高火力が売りのガソリンバーナーの中でも弱火の安定性に定評があります。

ホワイトガソリンといえばやはり主役はランタン。コールマンの286Aはガソリンのマントル式ランタンの中でも定番であり最も有名なモデルです。パーツ供給や互換品も豊富でカスタムする楽しみもあります。

私は光量を重視してノーススター2000を購入しましたが、いつか286Aも欲しいです。ノーススター2000については以下の記事でまとめています。

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ノーススター2000

灯油

灯油の本領はなんといっても暖房です。家庭でもよく使われる燃料だけあって灯油式ストーブはどれも完成された機能美が魅力です。

そして灯油を使用したギアの中には、超有名ランタンもあります。

それがこれ、ペトロマックスのHK500です。扱いは難しいですが、真鍮でできたそのボディは他の追随を許さない圧倒的存在感。燃料式ランタンに目覚めた多くのキャンパーの憧れの的です。ブームから入手困難な状況が続いていましたが、最近ではネットショップでも在庫が安定し始めました。決して安価とはいえませんが、いつかは手に入れたいギアです。

トヨトミから石油ストーブの定番、レインボーストーブ。ガラス製カバーに揺れる炎が虹色に見えることからレインボーストーブと言うそうです。いくつかバリエーションがありますが、その中でもコンパクトなランタン調デザインのレインボーストーブは見た目もサイズもキャンプにぴったりです。

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フジカハイペット

そしてなんといってもフジカハイペット。いまだに電話による注文のみ、納期は一年以上(!)という尖った個性の大人気ストーブですが、実力は実際使っていて十分思い知らされました。冬の間は毎日部屋を暖めてくれますし、自慢のノンリークタンクは満タンの状態で車に積んでも本当に漏れません。間違いなくおすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回ピックアップしたギアは定番・有名どころばかりですが、それでも選択肢が多すぎて迷ってしまいます。

最初から燃料を統一するつもりでギアを揃えるのもいいですが、まずは1つのギアに惚れ込んで、その周りを整えるような選び方をするのも楽しいと思います。

それでは良きアウトドアライフを!